第005話 初めてのNIH

2022年11月17日に渡米し、National Cancer Institute(米国がん研究所)に所属するLaboratory of Human Carcinogenesisに留学中の中道です。

今回は初めてNIHに行った際のエピソードです。
NIHはアメリカ国立衛生研究所のことで、私が留学する研究室はその中のNCI(National Cancer Institute: 国立癌研究所)の中にあります。場所は、メリーランド州のベセスダです。

11月28日が初出勤でしたが、まずVisitor Centerにて入場証(1日限り、毎日行く必要あり)をもらって中に入る必要があります(X線での荷物チェックあり、パスポート必要、混んでいたりすると数十分かかります)。
そこをクリアすると、いよいよ内部に入ることができます。
IDカードが発行された後(通常約1-2ヶ月後、私は約1ヶ月後)は、IDカード専用の入り口があり、そこから入ることができます。

研究室のある場所はビルディング37ですが、Visitor Centerから徒歩10分程度かかります。
事前に地図をチェックしていましたものの、辿り着くのに初回は20分以上かかりました。。。
また、朝早かったこともあり、研究室に人があまりおらず、入室にも苦労しました。

さあ早速、研究生活が始まる。。。という訳でもなく、まずはオリエンテーションと手続きの日々が始まります。
実際に、実験が開始できたのは年末からでした。
英語も喋れないのはもちろん、まず聞き取れないので、コミュニケーションに慣れるのが大変です。
同じ研究室の日本人の方々に本当に助けてもらいました。

何はともあれ、ついにNCI/NIHでの研究生活が始まりました。

次回は、第006話 米国日常編1(ソーシャルセキュリティナンバー編) です。
NIHのIDカードを作るにも、クレジットカードを有効にするにも、ソーシャルセキュリティナンバー(社会保障番号)が必要になります。そもそもソーシャルセキュリティナンバーとは???

NIHに最寄りの地下鉄の駅(Medical Center駅)です。巨大ですね。