第009話 米国日常編4(銀行とクレジットカードとお金編)

2022年11月17日に渡米し、National Cancer Institute(米国がん研究所)に所属するLaboratory of Human Carcinogenesisに留学中の中道です。
今回は銀行とクレジットカードなど、お金の話です。

渡米時に現金はそれなりに持って行きましたが(確か限度額が1万ドルまで)、米国は基本的にはクレジットカード社会です。
クレジットカードについては以前の留学日記でもお話しした通り、ANAかJALの米国のクレジットカードを申し込み、SSN(ソーシャルセキュリティナンバー)が発行されたら、アクティベーションして使えるようになります。
それまでは普通に観光時と同様に日本のクレジットカードを使うことになります(店によってはなぜかエラーで使えない場合があるので、予備で数枚持っていた方がいいと思います)。ただ、その場合ドルを円にする海外事務手数料が加算されるため、長期的にはおすすめできません。

そこで、米国のクレジットカードと紐付けした米国での銀行口座を持つことが必要になります。銀行口座の開設には身分証(渡米直後はパスポートで可)、住所を証明する書類(賃貸契約書、電気料金などの郵便物など)(SSNはなくても私は大丈夫でした)があれば基本的には大丈夫です(必要書類は銀行によって違う可能性があるのでご確認ください)。
最近はどこの銀行でもPCかスマホでオンラインバンキングが可能であり、ATMで現金を引き出すことは滅多にありませんので、ある程度大手の銀行であれば、どの銀行でもいいかと思います(ちなみにNIHにもNIHの銀行があります)。もちろん、米国での勤務先から給与が出る場合は米国の銀行口座に振り込みされることになります。

次に、日本の銀行から米国の口座への送金も必要になります。ネット銀行などから直接オンラインで送金する場合と海外送金サービス専門のPayPalやWiseなどのサービスを使う方法があります。ちなみにWiseは、日本にある銀行の円を換算して米国にある銀行にドルにして送る場合、日本にいる間に本人確認をして使えるようにしておく必要がありますので注意が必要です。私の留学に合わせてなぜか急激に円安が進み、1ドルが130-145円程度で推移しています。海外送金の際はなるべく円高の為替の際に送金した方がお得なので、毎日為替を見るようになりました。。。

以上でお金に関することは大体大丈夫だと思います。実際現金はほぼ使わずクレジットカードしか使わないです。クレジットヒストリーが貯まったら(SSNと紐付けされています)、現地でよりポイント効率の良いカードを申し込んで変更するのが一般的なようです(使う額にもよりますが、大体半年以内くらいで)。

さて、次回は留学日記第010話 米国日常編(治安編)です。

冬のホワイトハウスです。クリスマスの時期にはクリスマスツリーが綺麗らしいです(来年の楽しみ)。