研修医・医学生の皆様へ 日本医科大学 呼吸器内科学分野 講師・医局長 宮永 晃彦 呼吸器疾患は,悪性腫瘍,びまん性肺疾患(間質性肺炎・肺線維症),閉塞性肺疾患(COPD),アレルギー疾患(気管支喘息),感染症(市中肺炎・抗酸菌症)など多彩な疾患群を包括しています.日本医科大学呼吸器内科は,胸部悪性腫瘍,呼吸器良性疾患,感染症のエキスパートが揃っており,専攻医の先生方は指導医の下、内科全般および呼吸器学の専門領域を幅広く研修できる体制になっています. 1~3年目は,内科専門医プログラムに従い,指導医による細やかな指導により内科専門医J-Osler,4年目からは呼吸器専門医プログラムにより呼吸器専門医の取得を目指します.当科は,都内中心に有数の基幹施設や関連病院を数多く有しているとともに,指導医も院長や診療部長などの要職にあります.これらの人間豊かな指導医や関連病院での多彩な教育を受けることが出来る内科専門医研修プログラムや呼吸器専門研修プログラムは国内随一であります.基礎研究に興味がある方には,大学院に入学して研究を行うことも勧めています.一方で,呼吸器専門分野が決まっていないもしくは臨床を中心にキャリアアップしたい,開業を希望など選択肢は多様であることから,専攻医の研修期間中に,将来の方向性を相談できるように配慮しております.また,学会発表や論文作成を積極的に行うことで,研究者としての素養を身につけることができることを目標とします.さらに学位取得のみならず,希望者には,国内留学・海外留学を積極的に推奨しています.当科は約4割が女性医師であり,結婚出産後も継続的に活躍できる場を確保しています.大学が設置している「しあわせキャリア支援センター」では女性医師が研究者としてのキャリアを継続するのに必要な支援を行っております.また他の大学出身で入局される先生も多いのも特徴です.当科は雰囲気がとても良く、スタッフや関連病院も多いので、非常に働きやすい環境が整っています。当科に少しでもご興味ある先生方はご気軽にご連絡ください.皆さんと一緒に仕事ができることを楽しみにしています.